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お好み焼き事典

お好み焼き事典

もんじゃ焼き

「もんじゃ焼き」はお好み焼きの一種に数えられることが多いですが、作り方や食べ方などにおいてお好み焼きとは異なる点が多いため、厳密にはお好み焼きとは別の料理であると言えます。最も大きな特徴は、小麦粉を溶かす際に使う水の量が多く、具材にソースなどの調味料を混ぜてから焼く点です。また食べ方においては、ひと口分を切ったものを小さなコテで鉄板に押し付けて焼いて食べるのが特徴です。そのため、小口でありながら「外はパリッと、中はふんわり」の食感が楽しめ、多くの人に愛されています。

「もんじゃ焼き」の名の由来

「もんじゃ焼き」の名の由来

江戸時代後期、1819年(文政2年)に葛飾北斎によって描かれた「北斎漫画」には、「文字焼き屋」と書かれた挿絵が見られます。これは焼く具材で文字を書いて遊んだことから呼ばれたと言われており、「文字焼き」→「もんじ焼き」→「もんじゃ焼き」と呼び名が変遷したという説があります。また一方では、とある豪商に放蕩息子がおり、彼が好んで食べていた物だとする説もあります。放蕩息子の名の「門次郎」が「もんじゃ」に転じていったとする説です。

もんじゃ焼きの作り方

もんじゃ焼きはお店によって、お客さんが自分で焼く「客焼き」とお店の人が焼いてくれる「店焼き」とがあります。ここでは一般的なもんじゃ焼きの作り方を紹介します。

1.下準備
器に具材と出汁を入れます(具材はみじん切りのキャベツ、天かす、もち、小間切れにしたイカなどをお好みで)。それらをよく混ぜておきます。熱した鉄板に薄く油を伸ばします。
2.具材を焼く
熱せられた油の上に具材を乗せて焼いていきます。このとき、出汁は器に残しておきます。キャベツがしんなりしてきたらコテを使って細かく切っていきます。
3.土手を作る
程良く熱せられた具材をドーナツ状にし、土手を作ります。
4.ドーナツ状の穴に出汁を流し込む
器に残しておいた出汁を土手の中の穴にゆっくりと流し込みます。
5.仕上げ
出汁と生地を混ぜながら薄く広げ、全体に熱が行き渡るようにしたら完成です。「はがし」という小型のコテで外側から少しずつ切り取り、鉄板に押し付けてから「はがし」で口へ運んで食べます。
土手について
こちらで紹介した作り方は、東京都中央区月島で生まれ広がった「月島流」です。ドーナツ状の土手を作るのが特徴ですが、一方では土手を作らず混ぜた具材と出汁を鉄板の上に広げる方法も知られています。東京都荒川区町屋で行なわれていたことから、土手を作らない方法を「町屋流」と呼ぶこともあります。

東京のもんじゃ焼き

近年のもんじゃ焼きブームにより、もんじゃ焼き屋は広くチェーン展開されているため、東京都内の各地にお店があります。しかし、昔ながらの個人店は東京23区の東側、「下町」と呼ばれる地域に見られます。中でも台東区浅草や中央区月島が有名です。

関東地区のもんじゃ焼き

江戸で生まれたもんじゃ焼きは、昭和40年代頃までは東京・下町の駄菓子屋で売られていた物でした。しかし交通網の発達などから関東地方へ伝播していき、群馬県、栃木県、埼玉県にはそれぞれの地域のスタイルが見られます。しかし、そもそももんじゃ焼きはシンプルな鉄板焼で気軽に楽しめる料理であるため、いつごろから各地域で食べられるようになったのかは明確には分かっていないようです。