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お好み焼き事典

お好み焼き事典

イカ焼き

大阪発祥の「粉もの」のひとつで、関西で根強い人気を誇っているのが「イカ焼き」です。イカを丸ごと焼いた物とは違い、粉ものの「イカ焼き」とは、小麦粉の生地にイカの切り身を入れて焼き上げた、コシが強くもちもちとした食感がおいしい軽食です。一説によれば韓国の「チヂミ」がルーツとも言われますが、せんべいを焼く挟むタイプの鉄板で作られていたせんべい職人の賄い料理がもとになったとも言われています。現在では大阪のソウルフードとして根付いている庶民の味です。

イカ焼き器について

イカ焼き器について

「イカ焼き」は2枚の鉄板で挟み込んで焼くため、専用のイカ焼き器が必要です。

業務用イカ焼き器
業務用のイカ焼き器では床面となる鉄板の上に具材を並べてもうひとつの鉄板を上から重ねてプレスして調理します。上下の鉄板からの火力で一気に焼き上げることができるため、水分が適度に抜けて、より歯ごたえのあるおいしい仕上がりに焼くことができます。上の鉄板には十分な厚みも重さもあり、プレスも比較的軽い力でできます。一般的な大きさのイカ焼きが2~6枚を30秒から1分の調理時間で一度に焼くことができ、店舗ではこのイカ焼き器を複数台並べて調理することで短時間での大量生産を可能にしています。
家庭用イカ焼き器
家庭用イカ焼き器は20cm四方程の2枚の鉄板で作られており、あらかじめ両面を200℃程度に加熱しておく必要があります。業務用に比べて軽量に作られているために鉄板の重みだけでは十分なプレスができず、挟み込むには握力が必要です。そのため焼き上がった物のコシは、残念ながら業務用と比べて劣ります。調理時間は2分程度かかります。

イカ焼きの作り方

イカ焼きの作り方はいたってシンプルです。

  1. ①生地を作る
  2. 小麦粉(強力粉)を水で溶いた物をよく練り、イカの切り身を投入して数時間寝かせます。強力粉を使用する理由は、強力粉に含まれるグルテンが生地のまとまりを早め、コシが強いもちもちとした食感を生み出すからです。イカ焼きの歯ごたえのもとはここにあるのです。

  3. ②鉄板で焼く
  4. 生地を熱した鉄板に乗せて、そこに卵を割り入れます。それを上下の鉄板で挟み焼きします。焼き上がった物にお好み焼きソースを塗って完成です。テイクアウト用には持ちやすいように半分に折って販売されることが多く見られます。

大阪名物!阪急百貨店のイカ焼き行列

イカ焼きを食べられる店は大阪じゅうに多く存在しますが、昔は明治時代に住吉大社の境内の屋台で売られていたと言われています。しかし、大阪でイカ焼きが爆発的にヒットしたのは、1957年(昭和32年)です。大阪駅前、梅田の阪神百貨店の「スナックパーク」にイカ焼きの店ができたのがきっかけでした。現在も絶大な人気を誇っており、多い日には1日に1万枚も売り上げたことがあるそうです。こちらのイカ焼きを求めて長い行列ができるのがひとつの名物にもなっています。しかしイカ焼き自体が短時間で焼き上がる物であるために、行列の長さにしては少ない待ち時間で購入することができます。